目次
株式取引
みんさん株の知識はつけていますか?
知識がなければ100%負けてしまいます。
なのでここでは
「株の基本知識」
をお伝えしていきます。
投資家を名乗っている人でも、株の基本知識がない人ばかりです。
サラリーマンの人でも
「貯金をするよりも投資をした方か良い」
と始めたが、負けてしまった人はたくさんいるのではないでしょうか?
ここで負けてしまう原因は
「株の基本知識がない」
からになります。
貯金をするよりも投資と言うのは正しいですが、損をしてしまっては意味がありません。
投資をする上で基本知識がなければ成長もしないし、長続きもしません。
なのでしっかりと
「株の基本知識」
を付けていきましょう。
株の情報
株式投資をする時に、どの様な情報を取得する必要があるのか?
ネット記事や本では難しく買いてあるが、簡単に3種類に別れます。
①市場
②行動
③数字
になります。
この3つを理解する事で、株式投資のリスクは一気に下がります。
実際にこの3つを理解している人は凄く儲かっています。
逆に理解しないでなんとなく投資をしている人は損をしている。
結局は知識の無い人間は、知識のある人間の財布と言う事です。
財布にならないようにしっかりと知識を付けて行きましょう。
この3つはIRやニュースを見ることで、大体は情報収集出来ます。
しかしニュースで報道されてからで良いのでしょうか?
実際にニュースで報道されている時には、既に株価は変動しているので遅いです。
なのでニュースをどの様にIRに繋げるかが重要になります。
この時点で
「何を言ってるんだ?」
と思いますよね。
しっかりと解説するので心配しないで下さい。
情報収集
例えばあなたが
「これからは動画市場の時代だ!」
「5Gも出るし」
「動画市場に投資をしたい」
とニュースを見て思ったとしましょう。
更にニュースで
「株式会社A社が動画事業参入!」
と報道されたとします。
この様なニュースは非常にチャンスです。
しかし多くの人はニュースを見て終わってしまします。
だからこそ行動した人がチャンスなのです。
ではこのチャンスをどの様な行動が必要なのでしょうか?
行動
ニュースを見てすぐに株を買ってしまってはいけません。
もちろん企業を応援したくて購入するのは良いです。
しかししっかりとした投資化になるには行動が必要です。
ここでの行動とは
「調査」
になります。
しっかりとニュースの情報を、自分なりに調査をしてみましょう。
例えば競合を調査する為に
「他に動画事業をしている会社は無いかな?」
と調査をしてみると、ニュースになっていないだけで、動画事業をやっているところが多かったりします。
この調査をする事で
「思ったより競合が多いんだ!」
と分かりますよね。
数字
IRで財務諸表の見方がわかる事で、もっと調査の信憑性が高まってきます。
例えば
「A社は本業の業績が悪いし、純資産も流動資産に少ないのにどの様に戦うんだ?」
と財務諸表からわかってきます。
これは純資産と流動資産を理解していればわかるので、しっかりと調べておきましょう。
更に財務諸表を深ぼって行く事で
「でも投資活動キャッシュフローが大きくプラスになっているから、売却に成功してそのお金を動画事業に回すんだ!」
なども読み解く事が出来ます。
この様に数字から自分なりに仮説を立てていきましょう。
この一連の流れは株式投資をする上で非常に重要です。
やっている人とやっていない人では雲泥の差が生まれるでしょう。
タイミング
株価は単純で上がるか下がるかです。
上がりやすいタイミングはいつなのか?
下がりやすいタイミングはいつなのか?
どのような情報によって、どの様に動くのか?
ここを予測する事が重要になります。
ここを予測出来るからこそ、毎日労働するよりも株式投資は儲かるのです。
しかし
「儲かってる人がいるから始めよう!」
と言って簡単に儲かるものではありません。
上記の様な財務スキルをしっかりと付ける必要があります。
財務スキルがある事で
「経営状態」
「投資状態」
がわかるので未来への方針も分かるよになります。
逆に財務スキルがなければ
「マスコミの間違った報道」
「ブログの間違った発信」
「YouTuberの影響」
などで何となく投資をして、何となく損をしてしまいます。
しっかりとスキルを付けて、自分で仮説を立てれるよになりましょう。
株の動き
株は10秒後に上がるかもしれないし、下がるかもしれない。
そこで市場予測や財務諸表でどこに投資をするか?
を自分で考える事が出来れば10秒後に株価が下がっても
「今後市場が伸びて戦う資金もある!」
とわかっていれば、長期的に上がりやすくなる。
そうなる事で短期的ではなく長期的な視点で指標が出来、小さな勝率が上がって行きます。
「30年保有する気がなければ5秒も保有するな!」
と株の名言があるように、長期的な予測が必要になります。
株式チャート
小さな指標は全て株式チャートに公開されています。
株式チャートを見た事ある人は分かりますが、上部に難しい事が書いてありますよね?
そこを読める事で勝率は上がります。
読めないで投資をしているのは、武器を持たないで戦場に行っているのと同じ。
なのでしっかりと読めるようにしましょう。
難しく書いてありますが、簡単なので安心して下さい。
覚える言葉
チャートをみる上で、覚えなければならない言葉が5つあります。
①EPS=1株当たりの純利益
②PER=株価収益率
③BPS=1株当たりの純資産
④PBR=資産対株価の正当性指標
⑤ROE=自己資本利益率
になります。
難しいそうですがしっかりと解説をして行きます。
ここを理解する事でチャートを読めるでしょう。
言葉の解説をする前に株式投資でに思考をお伝えします。
「企業は100億円儲かったー」
といって100億円儲かったと思ってはいけません。
株主の思考は
「企業が100億円儲かったから、1株当たり〇〇円儲かった」
という思考がなければいけません。
例えば100億円儲かった会社が100株発行していたら、1株当たり1億円儲かった事になります。
この様な思考に変換出来るのが重要です。
儲かった額÷発行株式数=株の儲け
ここは凄く重要なのでしっかりと覚えておきましょう。
EPS
ここで重要なのは
「利益」
になります。
利益とは
「売上−経費=利益」
大まかにこの様になります。
例えば
売上=100万円
経費=30万円
であれば
100−30=70(利益)
です。
そしてこの利益は翌期に資産になります。
ここまでは知っている方も多いかと思います。
そして次に出てくるのがEPS。
EPS=1株当たりの純利益です。
少し分かりにくいですよね?
簡単に言うと今期1株当たりでいくら利益が出ているか?
になります。
例えば100億円儲かって100株あるとしましょう。
これであれば1株当たりの利益は1億円になります。
この様に難しく言っているだけで意外と単純です。
PER
次はPERの話になります。
PER=株価収益率
ここを見ることで株式会社が生み出す利益に対して、今の株価が買い時なのか?
今現在、会社が生み出している利益に対して、今の株価が買い時なのか?
の指標になります。
PBS/PBR
PBS=1株当たりの純資産。
PBR=資産対株価の正当性指標。
この2つも難しく書いてありますが結局は
現在株式会社が持っている資産に対して今の株価が買い時なのか?
になります。
例えば重要なのは
「今100億円儲かってるよ!」
ではなく
「資産が1000億円で100株持っているよ」
となると1株当たり10億円になります。
そしてこの1株当たり10億円の株価の時に
買うべきなのか?
買わないべきなのか?
となります。
上記のEPSとPERは
今100億円儲かっていて、今の株価で買い時なのか?
買わない方が良いのか?
この様な指標の違いがあります。
EPS徹底理解
EPS=1株当たりの純利益。
例えばコーヒーを販売して100万円売上たとしましょう。
コーヒーの売上原価が10万円だと、90万円が売上総利益になります。
そしてそこから販管費(家賃や広告費など)が引かれます。
例えば販管費が10万円だとすると
90万ー10万=80万円。
この80万円が営業利益です。
更にそこから
「営業外損益」
「法人税」
が引かれ当期純利益が出てきます。
大まかにこの様な流れです。
例えばこの当期純利益を1000万円の、発行済株式数を10万株としましょう。
そうなると1株当たりの純利益は
1000÷10=100円。
これで1株当たりの純利益は100円と分かります。
なのでEPSは
「純利益÷発行済株式数=EPS」
と覚えておきましょう。
IRを見て
当期純利益100万円
発行済株式数100株
と出ていれば1株当たり1万円と分かります。
画像の表を見てもらうと
「EPS」(1株当たりの純利益)
と書いてあるのが分かります。
これは本来全て株主に回るお金です。
なので100万円の純利益で100株あると、1株当たり1万円の純利益が株主に入る。
しかしこれは予定なので本当に全てが回るわけではありません。
なぜかと言うと全てを株主に回してしまうと、会社にお金が残らないからです。
そこで注目するのが、EPSの上にある
「1株当たりの配当」
になります。
画像を見てみると
EPS=15.58
配当=8.86
になっています。
これを引き算すれば良いだけです。
15.58-8.86=6.72
この6.72が会社に残すお金になります。
この様に配当と会社に残すお金の指標が見えるのです。
PER
株価は実績ももちろんですが、期待値も大きく関わってきます。
例えば1万円売上て100株あるとします。
そうすると
10,000円÷100株=100円
で1株当たりの純利益が100と分かります。
しかし実際の株価が2,000円になる事があります。
どう言う事でしょう?
EPS=実績値になりますが
「今後何年か100円を貰うのであれば2000円で株を買ってね」
と言うことになります。
なのでこの差額の1,900円が期待値になるのです。
この様にPERは期待と実績の差を示すものです。
PER=20倍
と言うことは投資資金を回収するのに20年かかるという事で、その会社が20年掛けて成長をすると期待になっている。
なのでPERが高いほど色々な投資家が、企業を期待しているという事になります。
因みにPERが上がるか下がるかにもトリックがあるのです。
1株当たりの利益が上がればPERは下がる。
例えばEPS(1株当たりの純利益)が増えても、株価が変わらなければPERは下がる。
PERが100円で株価が2,000円だと20倍
PERが200円で株価が2,000円だと10倍
この様に変動します。
この状態は買い時のタイミングで会社が利益を出したのに、誰も知らないで株価が上がっていない状態です。
そして株価が下がればPERも下がる。
PERが20倍の物が10倍になると、投資して20年で回収するものが10年で回収出来るので、買い時になります。
ここを簡単にまとめると
会社が頑張って利益を出したのに、誰も知らなければ買い得。
会社が頑張っていないが一定の利益を上げて、誰も期待をしていないのも買い得。
この様にPERをみることで
買い時なのか?
買い時では無いのか?
を判断することが出来ます。
株価収益率
この会社は21.37倍になっていますが何故でしょう?
しっかりと仮説をたててみましょう。
色々な投資家が期待しているのか?
収益が下がっているのか?
ここをみる事でこの様な仮説を立てる事が出来ます。
ここを理解する事で色々な情報を仕入れる事が出来ます。
なので何となく投資をしていた人などは、ここを注目してみて下さい。
因みに介護事業などは40倍になっていたりします。
今後は少子高齢化で期待をされているからです。
株は何となくではなくしっかりと仮説を立てれるようにしましょう。
BPS
BPS=1株当たりの純資産
会社は調達したお金を運用するが、調達にも2種類あります。
①返済が必要な調達
②返済が不要な調達(純資産)
になります。
返済が必要な調達として
銀行からの長期返済(固定負債)
短期での返済(流動負債)
でどちらも借りたものなので返済が必要になります。
そして純資産は返済が不要な調達です。
なので内部留保や資本金となります。
この2種類で資金を調達し、不動産(固定資産)を買ったり、1年以内に売却出来るもの(流動負債)を買ったりします。
そうする事で調達したものを固定資産や流動資産で運用する事となる。
純資産
純資産とは会社の財布にいくら残っているのか?
になります。
もし10,000万株発行していた会社が潰れたとしましょう。
その会社の株が1株当たり1万円の純資産だとすると、1億円の純資産がある事になる。
投資家が100株持っていたら投資家は100万円をもらえる事になる。
この様に純資産というのは会社の物ではなく、株主の物になります。
当たり前値
10,000株で純資産が1億円であれば、1株1万円が
「当たり前値」
になります。
これは会社が倒産しても、1万円が戻ってくるので当たり前値と言います。
しかし1株1.5万円で売られていると、会社が倒産しても五千円は戻ってきません。
この五千円の差額は
「期待値」
と言って会社は倒産しないだろうと期待をされている。
逆に1株五千円で売っていたら
「やばいぞ値」
になります。
買った時点で五千円儲かってしまう?
とヤバいぞ値になります。
ここにもしっかりとした理由があります。
BPS(1株当たりの純資産)が高い=企業の安定性が高い
という事が言えます。
会社はいつ何があるかわからないので
「天災」
「震災」
「景気急落」
「為替変動」
によっていつでも倒産の可能性はあります。
1株を少ない資産で支えている企業はアクシデントがあると、すぐに倒産してしまう。
逆に1株の資産が大きいと、アクシデントがあっても倒産しにくくなっている。
この様に資産が多ければ多いほど、安全性を見込めます。
資産がどのくらいあるのか?
1株をいくらで支えているのか?
がBPS(1株当たりの純資産)になります。
PBR
PBR=1株当たりの純資産に対して、株価の正当性を測る指標
純資産100万円で100株発行していたら、BPS(1株当たりの純資産)は1万円になる。
これが1株2万円で売られていると+1万円は期待値なので、PBRは2倍になります。
株価は期待値を乗せるのでこれは通常です。
なので1株が1万円で売られていると、PBRが1倍定価になります。
これが1株5千円で売られていると、PBRが0.5倍で買い時となります。
しかし市場で1倍や0.5倍になっている事はほとんどありません。
重要なパターン
PBRが0.5倍になどの時にはパターンが2つあります。
①企業が
「資産1億円あるから株買ってー」
と言ったとしましょう。
そこで投資家が
「赤字だから資産減ってるじゃん!」
「来月、来年はどうせ赤字だろ!」
となると株価が1万円でも5千円で売られている事があります。
赤字落市場になることで1株当たりがBPSを下回る。
②企業が
「資産1億円!株買って!」
と言ったら投資家が
「他社でいい案件が出た!そっちに資産を回そう!」
「全体的に不景気だ!全部引き上げよう」
と投資家が資金を、少しでも言い方に回すパターンになります。
また不景気で投資家が引き上げる事で、株価が下がります。
この様にPBRが1株当たりのBPSを下回る事がある。
パターン1
パターン1は株価がどんどん下がる可能性があるので、損をするリスクはあります。
パターン2
パターン2では全体的な暴落やIPOが原因になるので、IRを見て問題がなければ景気の回復や、IPOが終わったタイミングで上がる可能性があります。
PBRで買い時の判断
上記の様にPBRを見る事で
買い時なのか?
買い時では無いのか?
の判断が出来ます。
その際はパターンに気をつけて、IRをチェックしましょう。
PBRは1倍以下のものはチャンスで、PBRが1倍の底値まで下がっているのもチャンスです。
そして財務や市場に問題がないかも重要になるので、財務諸表やIRの勉強はしっかりとしておきましょう。
株は大暴落の時がチャンスで、大暴落する直前と大暴落した瞬間が1番儲かります。
ROE
株式会社は株券と引き換えに投資を入れる。
そして投資したお金をどれだけ効率よく使って利益を上げる事が出来るかが重要になります。
例えば企業が投資家に10億円投資してもらったとしましょう。
それに対して2億円の利益を上げたとすると、20%になる。
20%=ROE20%になります。
ROEを見る事で投資したお金を上手く使える企業なのか?
使い方が下手な企業なのか?
を判断する事が出来ます。
ROEの見方
例えばA社B社があります。
両社共に当期純利益2億円の総資産額50億円だとしましょう。
そして
A社=株主資本10億円/負債40億円
B社=株主資本40億円/負債10億円
どちらが調達したお金を上手く使えているでしょうか?
これはA社の方が上手く使えています。
何故ならA社は10億円に対して2億円の純利益
B社は40億円に対して2億円の純利益
ROEはこの様な見方をします。
リスクの見方
EPSやPERを見るのも重要だが、リスクを見ることも凄く重要になります。
なので現状のリスクを見れるようになりましょう。
EPSやPERは財務諸表に基づいて証券会社が反映しているが、ここを鵜呑みにしてはいけません。
例えば来月に決算の工場があるとしましょう。
商品を納品して2ヶ月後に支払いになったので決算では
「どうせ入ってくるお金だから売掛金で財務諸表に処理させよう」
となりました。
この様になると報告上は利益(EPS)も上がって、PERも買い得な気がしますよね?
しかし納品先が倒産すると未払いになります。
踏み倒しは銀行も貸してくれないし、キャッシュフローも回らなくなる。
そうなると下方修正申告で黒字倒産になります。
なので
「黒字倒産」
「粉飾決算」
を見極めるにはキャッシュフローで見極めなければなりません。
投資先はキャッシュフローで見る
投資先は必ず営業キャッシュフローで見るようにしましょう。
例えばコーヒーの販売をしているとします。
その際に
「コーヒーで儲かった金額」
「材料」
「仕入れの現金」
「広告宣伝費」
「販管費」
「税金」
「保険金受け取り」
などが営業キャッシュフローとなります。
投資のキャッシュフローは下がっているから悪いというわけでは無いので、必ず営業キャッシュフローを見ていきましょう。
投資のマイナスは悪くない
投資活動のキャッシュフローはマイナスだから悪いとは言えません。
何故なら業務拡大で工場を作ったり、子会社への投資などがあったりするので
投資が減っている=悪い
とは言い切れません。
財務キャッシュフロー
財務キャッシュフローで調達しているからいいとは限りません。
何故なら調達した事で返済や、新株発行で株価が落ちる可能性があるからです。
なので営業キャッシュフローを見る事が重要になります。
現状リスクを見つける
投資をする時に
「儲かる会社はどこだー」
と探すよりも
「現状のリスクが無いところはどこだ?」
と探す事が重要になります。
そしてそのリスクと買い時を調査していきましょう。
自己資本比率
自己資本比率を見る事で倒産リスクを把握出来ます。
自己資本比率とは
人から借りたお金なのか?
自分だけのお金なのか?
です。
自分だけのお金が50%以上の企業は倒産リスクが下がります。
しかし業界にもよるので注意しましょう。
「自己資本比率 業界平均」
と検索してみてください。
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