目次
先物取引
皆さん株の先物取引をしていますか?
先物取引は
「リスクが高くてリターンが高い」
と言うのが通説になっております。
しかししっかりと知識をつける事で先物取引は、安全な投資になります。
日本は投資をしている人が少ないが、先物取引を知っていますか?
株式投資で重要な先物取引を分かりやすく解説している人は、意外と少ないです。
ここでは先物取引を誰でもわかる様に解説していきます。
なので先物取引を理解して、資産形成をしていきましょう。
デリバティブ
デリバティブとは
「先物」
「オプション」
「スワップ」
と言うものを含めたものです。
デリバティブをひと言で表すと
「最先端の投資」
になります。
ではなぜ歴史のある株式投資に、最先端の投資があるのでしょうか?
それは証券会社やファンドは新しい投資をどんどん出さなければ、投資家に飽きられてしまうからです。
他社との差別化が難しくなっているので、色々なものを投資商材にしようとしているのでしょう。
例えばアメリカでは訴訟が多いのを皆さんご存知ですよね?
しかし訴訟大国アメリカで、絶対に勝てるのに資金がなくて訴訟が出来な人がいます。
この様なものでも投資商材にしてしまいます。
実際に訴訟でファンドが投資家からお金を集めて、訴訟を起こすのは日常的にある事です。
そして裁判に勝つことで配当が貰える。
私たちの国である日本では考えられないですよね?
この様な考えられない投資商材は、世界中に存在します。
そして優秀な投資家はこの様な投資に目を光らせているので、勉強をしていない人は優秀な投資家の財布になって終わるでしょう。
投資の世界では負けている人がいるから、勝つ人がいるのです。
なので自分が勝つひとになるように、しっかりと知識をつけていきましょう。
先物とオプション取引
先物取引とオプション取引は、証券会社やオンライン証券のページで
「先物・OP」
と言うところから買うようにしましょう。
先物取引の仕組み
先物取引の仕組みを理解していますか?
ここで分かりやすく解説していきます。
例えば皆さんの馴染みのあるiPhoneで解説していきましょう。
皆さんiPhoneが毎年9月ごろに発売されるのはご存知ですよね。
しかし来年の9月にいくらで販売されるかは、誰にも分かりません。
その値段のわからないiPhoneを先行予約券で10万円で販売されていて、実際に9月に発売された金額が15万円であれば5万円を儲ける事が出来ます。
これがiPhoeではなく
「コモディティ(米など)」
でも同じ事が行われています。
お米など作物は豊作の年もあれば、不作の年もありますよね。
お米は豊作であれば安くなるし、不作であれば高くなります。
不作か豊作かわからない状態で、先行予約券を購入し販売されたら予約した金額で購入する。
先物取引はこの様になっております。
投資で考えると難しいですが、視点を変えて考えてみるとシンプルで簡単ですよね。
先物取引の種類
先物取引には
「株価指数先物取引」
「金利先物取引」
「債券先物取引」
「通貨先物取引」
「商品先物取引」
「排出権先物取引」
「電力先物取引」
などがあります。
これ以外にも先物取引は色々とあり、投資商材として豊富になっています。
コモディテ
コモディティはお米以外にも、オレンジやりんごなど色々とあります。
これらは豊作か不作かわ誰にも分かりませんよね。
農家の人がお米を作っていたのに、台風雨のせいで不作になってしまったと言う話はよくあります。
作っている農家でさえ作物がどれくらいになるかわからないし、不作どころか台風のせいで全く採れない可能性もありますよね。
なのでファンドや保証会社の人が農家の人に
「豊作でも不作でも一定の金額を保証しますよ」
と言って投資家からお金を集めるのです。
しかしファンドや保証会社は投資家と直接繋がっているのではなく、証券会社と組んで証券化し販売をする。
これが先物取引の仕組みになります。
株式投資の勝敗
株式投資では必ず勝ち負けがあります。
そしてコモディティであれば保証はされるが、農家からしたら高く売れたはずなのに安く売ることになってしまうことがあります。
逆に安くなっていたはずなのに、高く売れることもあります。
これは投資家も同じです。
安く変えたのに高く買ってしまう・・・
この様に両者共必ずリスクがある。
しかしこの中で絶対に負けない人がいます。
それが
「証券会社とファンド」
です。
証券会社とファンドだけがノーリスクになっている。
証券会社はノーリスクだが色々な商品を出して流通を増やし投資家を集めなければ儲からないので、どれだけ面白い商品を持ってくるかがファンドや証券会社は求められます。
りんごの先物取引
スーパーが
「りんごが欲しい!」
と言ってもその年の収穫が
豊作なのか?
不作なのか?
高いのか?
安いのか?
と言うのは予想が出来ません。
そんな時に農家の人に
「半年後にりんごを1つ百円で売ってくれ!」
という予約券をもらっておくことにしましょう。
しかしスーパーの状況が変わって
「やっぱりりんごはいらない!」
となった場合はどの様になるでしょうか?
この様になると予約券も必要がなくなりますよね。
そこでりんごの予約券を市場に出して、他の人に売ることが出来ます。
この状態では市場価値を指標にするため、100円で買った予約券が110円になることもあれば、90円になることもあります。
なので100円で買ったスーパーは、110円で売ることが出来れば10円儲かるし、90円で売ってしまったら10円損をしてしまう。
このような市場取引も可能になります。
売る
株式取引の世界では
市場=マーケットと言われます。
そのマーケットでりんごの予約券が100円で売られていたとしましょう。
100円で買ったりんごが耳寄り情報で
「今年は豊作だから1つ50円で売られるらしい!」
と情報が入ってきました。
100円で買った予約券を50円で保有していても、頭の悪い運用になるのは誰でも分かります。
こうなると
「100円の状態で何とか売りに出したい」
と誰もが思うでしょう。
そして市場でりんご予約券を100円で買ってくれる人が見つかり、1年後に本当に50円になっていたら、1度買うと言った人は必ず買わなければなりません。
逆に120円に値上がっていても、売ると言った人は必ず売らなければならない。
この様に
「買う!」
「売る!」
は約束事なので必ずその責務を果たす必要があるのです。
先物取引は単純にこれと同じで、買う!売る!を予約するものと覚えておきましょう。
今までは分かりやすくりんごや、お米でお話をしましたが株でも同様にあります。
先物は約束事なので絶対にキャンセルは出来ません。
オプション取引
先物取引では
「100円のりんごを買う予約」
なので必ず100円で買う必要がありました。
しかしオプション取引では
「100円のりんごを買う権利を10円で買う」
と言うものになります。
意味が分かりませんよね!笑
例えば100円で買える権利を持っているとしましょう。
しかしこの100円で買えるりんごが、スーパーで50円で販売されていたらどうでしょうか?
わざわざ100円で買う権利を執行する必要がなくなりますよね。
そこで100円で買う権利を放棄する事が出来ます。
しかしこの時に100円で買う権利を10円で買っていて放棄をする場合は、その10円も放棄することになります。
オプション取引では得する時だけ売買が出来るのが利点になるでしょう。
10円は損をしてしまうが、絶対に10円以上損をする事はない。
これがオプション取引の特徴なので覚えておきましょう。
自分が許容した範囲以上に負けないので、オプション取引は非常にリスクが低いと言えます。
先物取引=キャンセル不可
オプション取引=キャンセル可
ここだけはしっかりと抑えておきましょう。
買手と売手
投資の世界では必ず
「買手」
「売手」
が存在します。
そしてこの買手と売手の取引は自由です。
しかし10円で売るチケットを持っている売手は、必ず10円で売る必要があります。
例えば電気屋で100万円のカメラを、1万円で購入出来る権利を1000円で買ったとしましょう。
その1万円で買える権利を持って、電気屋に行くと
「100万円なので売れません!」
と言われたらどうでしょうか?
そんなことは通用しませんよね。
こんな事になっては権利の意味がないので、必ず執行する必要があります。
オプション取引の種類
オプション取引にも2種類あり
「コールオプション」
「プットオプション」
があります。
ここは凄く単純で
コールオプション=買う権利
プットオプション=売る権利
です。
コールオプション
上記でも説明した通り
コールオプション=買う権利
です。
りんごを100円で買える権利を10円で買ったとしましょう。
そのりんごが150円になっていたら、100円で買えるので誰でも執行しますよね。
逆に50円になってしまたら放棄をしたいですよね。
コールオプションではこの様な事が可能になります。
プットオプション
プットオプションは上記で説明した通り売る権利になります。
例えば100円で売れる権利を10円で購入したとしましょう。
その権利が150円に値上がっていても、100円で売らなければならないので放棄をします。
逆に50円に値下がっていても100円で売れるので、絶対に執行しますよね。
これがコールオプションとプットオプションの違いになります。
テスト
ここで1つ問題を出してみますので、考えてみてください。
りんごを100円で買えるプレミアムを10円で買って、りんごが85円になったらいくらの損になるでしょうか?
A=15円
B=10円
C=100円
どれでしょうか?
ここまでを理解していれば誰でもわかるかと思います。
例えばスーパーで85円で買えるのに、100円で買う権利を執行する人はいませんよね?
なので答えは10円です。
りんごを100円で買える権利を10円で買っただけで、85円になったとしても10円を放棄すれば良いので10円の損になります。
10円で買ったのは権利なので放棄をする事で、10円以上の損をしない事をしっかりと覚えておきましょう。
テスト2
りんごを100円で売れる権利を10円で買ったとします。
このリンゴは1年後に50円になっても、100円で必ず売れる権利です。
これが85円で売れたらいくらで売れるでしょうか?
A=5円
B=10円
C=100円
どれでしょうか?
答えは5円です。
なぜなら100円のリンゴを10円で買ったので、90円のリンゴを85円で売った事になります。
なので答えは5円です。
この様にプットオプションは売る権利を行使する事が出来ます。
SWPオプション
スワップオプションとは言葉の通り
「交換すること」
です。
スワップには
「金利スワップ」
「通過スワップ」
「クーポンスワップ」
「エクイティスワップ」
「コモディティスワップ」
と色々なスワップがあります。
しかいこれは投資の世界ではあまり重要ではないので、参考程度にしておきましょう。
例えばA社とB社があるとします。
A社=借金100億円の変動金利5%
B社=借金100億円の固定金利5%
だとします。
ここで重要なのは変動金利なのか?固定金利なのか?
になります。
金利は動くのでA社は今後の金利がいくらになるのか?
を予測する事は出来ません。
なのでA社は今年5%であっても、来年は2%になることもあるし、10%になる可能性もある。
一方でB社は固定金利なので、今年が5%であれば来年も再来年も5%になる。
まずはここをしっかりと整理しておきましょう。
そしてA社からしたら
「来年金利が上がりそうだ!」
B社からしたら
「来年金利が下がりそうだ!」
となったらどうでしょうか?
A社からしたら5%より上がる金利を払いたくないし、B社は固定なのに金利が安くなったら5%払いたくない!
と思いますよね。
そのような時にお互いの意向が合致した時に交換することが出来ます。
なのでA社の変動金利が上がると予想をし
B社が金利下がると予想をしていたら金利を交換します。
スワップはこの様に成り立ちます。
しかしスワップをするのは銀行や証券会社です。
なので私たちのような個人投資家は、参考程度にしておきましょう。
もし詳しく知りたければグーグルで
「先物 スワップ」
と検索して調べましょう。
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