目次
財務スキル
皆さん財務スキルを勉強していますか?財務スキルと聞いて
「めんどくさい」
「眠くなる」
「意味がわからない」
とイメージする人がい多いですが、実は凄く簡単です。
実際に私も最初はチンプンカンプンでした。
例えば友達と食事に行って繁盛しているお店だと
「このお店儲かってそうだねー」
と言う会話は誰でもした事があるかとい思います。
財務スキルとはこの
「儲かってそう」
と言うイメージしている事を、実際に数字に落とし込むスキルになります。
なのでこれから起業をしたい!
お店を出したい!
と言う方は、本当ここでお店を出して儲かるのか?
がわかってしまいます。
今後起業でも投資でも財務スキルは必須なので勉強していきましょう。
因みに財務は面倒で誰もやろうとしない為、理解をすると物凄く価値が上がります。
PLとBS
PL=一定期間の経営の成績表
BS=期末時点の財政状態の指標
PLとBSはいつもニコイチで紐付いていますが、このPLとBSを理解していれば独立出来たり、雇われていたとしても経営の視点が持てて人生が変わります。
BS
BSを簡単に解説すると会社は1年間で決算があるが、決算の末期時点で会社に残る口座残高や資産の状態を示します。
あとは会社の資金調達と運用状態をBSのシートでみる事が出来ます。
ここまででも少し難しいと思いますが、1個ずつ簡単に解説していきます。
オリエンタルランドのBSはどれか
この中でディズニーランドを運営しているオリエンタルランドのBSはどれだか?
こんな事を聞かれても分からないと思いますが、ここでの章を読んで頂ければ理解できます。
理解する事で投資や自分の事業につなげる事が出来、幅が広がるでしょう。
BS解説
BSではよくこの様な図が出てきます。
右の部分は会社が資金を調達し、左の部分は調達した資金を運用している。
なので右でお金が入って、左でそのお金をどの様に使っているかが示されている。
先ずはこの2つに別れます。
流動負債と純資産
流動負債(返済が必要な調達)=銀行からの借入
純資産(返済が不要な調達)=投資金(投資は事業に失敗しても借入ではない為、返済は不要)
この様に調達状態も返済が不要な調達と、返済が必要な調達の2つに別れます。
資産
資産(運用状態)=調達したお金で不動産、有価証券、株を買う事です。
企業は資産を運用してお金を回収する為、その回収のスピードによって流動資産と固定資産に分けられます。
流動資産とは例えばの50円で買って100円で売る。
この時の売れた現金で回収スピードが早い物が、流動資産になります。(売掛とは後払いの物で、サービスを提供して月末払いになっている物など)
固定資産とは調達したお金でトラック、建物、備品を買う事。
例えば10億円で建物を買ってところですぐに売れる物ではないですよね。
また賃貸で貸し出しをしても20年30年かけて回収することになります。
トラックを購入しても仕事を回しながら長期的に回収する。
この様に回収スピードが長い物が固定資産になります。
負債
負債(調達状況)は返済期間が短ければ流動負債。
返済期限が長ければ流動負債になります。
流動負債は例えば1年以内で返済の借入は、期限が短いので流動負債になります。
固定負債とは例えば社債と言って「工場を作りたいから10億円かりたい」と言うときに、10億円の社債を誰かに買ってもらってその10億円で工場を作る事。
10億円を1年で返済はほぼ不可能なので、長期の固定負債になります(銀行借入も同様)。
純資産
資産とは資本金や前年分の余ったお金(利益余剰金)が純資産になります。
その他の評価換算差額とは例えば自分の会社が毎年100万円の利益見込みがあったら、絶対に100万円で売らないですよね?
もし500万円で売れる会社であれば会社の価値は500万円になります。
この様な物も純資産となります。
BSまとめ
BSは調達状況と運用状況に分かれる
流動負債とは短期で資金返済
固定負債とは長期で資金返済
純資産とは資本金や前年の利益の余り等
流動負債と固定負債は返済必要
純資産は返済不要
流動資産とはすぐに戻ってくるもの
固定資産は長期的に回収するもの
オリエンタルランドのBSはどれか?
BSの見方を理解してもう1度ディズニーランドを運営しているオリエンタルランドのBSはどれか考えてみましょう。
オリエンタルランドのイメージ
まず重要なのが会社のイメージをする事です
①ディズニーランド運営だから土地代が高い?
②土地建物が多いから固定資産が多い?
なので一番右の①は違う事が分かります。
③ずっと黒字で儲かっている会社だから純資産が多い?
④信用格付けがAAだから財務状況は良い
流動資産=すぐ支払える資産
流動負債=すぐ支払わなければならない資産
すぐ支払える資産より、すぐ支払わなければならない資産が多いと言うのは財務状況が良いとは言えない。
図の①はすぐ支払える資産の方が多いので財務状況が良い事が分かります。
この様に考えると①がオリエンタルランドなのかな?と言う予想がつく。
流動比率
流動比率=会社の短期的財務の安全性
例えば
流動資産100万円(すぐに支払える資産)流動負債50万円(すぐに支払わなければならない資産)=100÷50×100=200%
流動資産50万円(すぐに支払える資産)流動負債100万円(すぐに支払わなければならない資産)=50÷100×100=50%
これが低ければキャッシュフローが回らなく、会社が潰れてしまう事になります。
そしてオリエンタルランドは財務状況が良いと言う事は、純資産も多いと言う事がわかる。
オリエンタルランドのBS
この様に考えていくと①がオリエンタルランドのBSだと言う事が分かります。
①オリエンタルランド=信用格付AAの優良企業で、安全性が非常に高く100%を下回る事は考えにくい。
黒字経営で純資産もある。
②東日本鉄道=路線を引くための土地、車両(固定資産)が非常に多い。
③mixi=IY企業は建物や設備がほとんど必要ない為、固定資産が非常に低くなる傾向にある。その代わり純資産が大きいくなりやすい。
BSはこの様な見方をします。BSを見る事ができれば
「この企業は潰れないな!」
「潰れないなら社債を買おう!」
この様な考え方をする事が出来ます。
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